承認格差
先日、30代半ばのとある女性と話す機会がありました。
詳細は伏せますが、その方は仕事で大きく成功し、
とてもいきいきとして見える方でした。
その方が「婚活しようと思うんです」と言うので、
「応援してます!」と返すと
「ま、でも、本当に求めてるのは結婚かどうかわからないんですけどね」
と言いました。
どういうこと?と思って聞くと、こんな返事でした。
***
この世にはさまざまな格差がある。
格差を感じると、コンプレックスを感じてしまうので、
なんとかコンプレックスを取り除こうと努力したくなる。
例えば…
実家はお金に余裕がなく、世間一般と比べると経済格差があったけれど、
バリバリ働いて乗り越えられた。
親は学歴がないが、自分は必死に勉強して学歴格差を埋められた。
自分は美人に生まれたわけでもないのでルッキズム格差を感じていたが、
メイクを勉強してそれなりに見える顔になった。
自分は、そんなに結婚願望が強いわけではない。
それでも漠然と結婚したいきもちがあるのはなんでだろう…と考えたときに、
思い当たったのが「承認格差」という言葉。
仕事ではある程度成功した。
SNSでのフォロワーもいる。
でも。
漠然とした物足りなさ。
そうか、自分はだれかから圧倒的に求められたいんだ、
あなたと一緒にいたいんです、と強く言われたいんだ。
だって、結婚してる人としてない人の間には、
だれかに強く求められたかどうかの「承認格差」があるでしょう?
そう気づいたから婚活するんです。
***
この話を聞いて感じた点をその女性に伝えました。
◎その承認のあり方は、結婚ではなく恋愛ではないか。
◎相手からの承認を受けたくて結婚すると、結婚してからも「あれしてくれない」「これしてくれない」と不満が溜まりやすい。自立したふたりが結婚していっしょにいれる方がいいのかな、といまは考えている。
その方はこんな反応でした。
「うーん、なるほど…そう…かも…?
でも、自分の中にマグマみたいに承認されたい、必要とされたい、
というきもちとどう向き合ったらいいか、わからないんですよね…
また、相談させてもらっていいですか?」
その方と別れてから、
「承認格差」という言葉について考えさせられました。
承認がほしいもほしくないもきもちひとつの問題。
だからこそ。
解決がむずかしいことでもある。
なんだかじっとりとまとわりつく言葉だなと思いました。
この話、みなさんはどう思われますか?
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