マッチングアプリや結婚相談所における、もう1つの罠
こんにちは、滝口夫婦です。
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以前、選択肢が多すぎると人は選べなくなることを「価格.com症候群」と呼んでいる、という話を書きました。
https://grandflow.theletter.jp/posts/666c7d30-1a5c-11f0-ae27-8dc0997d958e
例えば、洗濯機を買おうとして価格.comで検索すると数千以上の検索結果が出て、容量・サイズ・機能・デザイン…さまざまな選択肢があり選べなくなってしまう。
「今度また調べよう」となって放置してしまうことも…。
だったら、ビックカメラに行き、店頭に並んでいるものの中から自分の用途に合わせてパッと選んだ方が決断しやすい。
という話でした。
選択肢があった方が自由なはずなのに、選択肢が多すぎると返って行動しづらい。これを「合理の非合理」と呼びます。
マッチングアプリや結婚相談所を使うときにはまりがちな罠である。
そんな話を知人にしたら、
「でも、マッチングアプリや結婚相談所には、もう1つ罠があるよね」
と言われました。
「だってさ、自分から見て選択肢が膨大に増えたってことは、相手から見ても選択肢が膨大に増えている、ってことでしょ?
要は、『選択可能性が増えた分だけ、”被”選択可能性が激減した』ってことだよね。
つまり、自分が選ばれにくい世界になっている。これって合理の非合理でしょ?」
たしかに、と思いました。
選択可能性が増えた。
だから、自分がパッと見でいいな、という人に簡単につながり、申し込める状況になりました。逆に言うと、「自分の中の相手への基準が上がりやすい」。
一方で、被選択可能性が激減した。
つまり、自分がいいなと思って申し込んだ相手から断られる可能性が上がりやすい状況になりました。
自分の中の相手への基準が上がりやすく、自分は選ばれにくい世界だとしたら、それはかなりの非合理だと思います。
もちろん、一部の人はマッチングするので、全体から見て、この非合理が見えづらいのですが。
対処法は、(過去にも書いてますが)先に決め方を決めること。
「このビックカメラに置いてある中で決める」
「第三者のオススメの中から決める」
「○人に会った中で決める」
「○ヶ月以内で決める」
こういうと「好きでもない人と結婚するほど、結婚にこだわっているわけじゃない」と言われることがあります。
でも、大丈夫。
仮に「○人に会った中で決める」と決めていたって、本当に自分に合う人がいなかったら、当然無理に結婚する人なんていません。
ただ、仮に基準を決めずに婚活をスタートしたら、「もっと他にいい人がいるんじゃないか」「この人じゃないんじゃないか」と「ここではないどこかにいるだれか」の幻想を追いかけてしまいやすい。
そうではなく、「いま、ここ(Now & Here)」にいる目の前の人とじっくり向き合うために、決め方を決めるのがオススメです。
ちなみに…
洗濯機業界でも同じことは言えるわけで、結局、ネットで売っていても人はなかなか選んでくれない。だから、家電量販店で店に並べてもらうことの重要性が、ますます高まっているそうです。
これも「被選択可能性」を上げるための工夫ですね。
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