架空のお話を書いてみました
こんにちは、滝口夫婦です。
※このメールマガジンは現在ゆるく試運転中です
※改行位置・内容・文章量などいろいろテストしてます
今日はSF作家の星新一みたいな架空のお話を生成AIといっしょに考えてみました。
『理想の相手』
「もう、いい加減、婚活にも疲れたな。」
お見合いからの帰り道、夏美はため息をついた。
いろんな人と会っても、自分が理想とする相手には出会えない。結婚なんて夢のまた夢だ。
そのとき、ふと目に留まった看板があった。
「理想の結婚相手をあなたに届けます――パートナーズインク」
怪しいキャッチコピーに半信半疑だったが、興味を抑えきれず、夏美は扉を押し開けた。
中は洗練された空間だった。
白い壁に並ぶモニター、そしてスーツ姿のスタッフが丁寧に迎えてくれる。
話を聞くと、AIで理想の相手を生成してくれるサービスらしい。
夏美は自分の理想像を詳細に伝えた。
「優しくて、ユーモアがあって、読書好きで…。あと、料理が得意で、犬が好きな人!」
スタッフは真剣な顔でメモを取りながら、「完璧な相手をお届けします」と微笑んだ。
数日後、夏美の元に届いた「理想のお見合い相手」はまさに完璧だった。
名前は翔太。
彼は夏美の好きな作家について語り合い、料理では彼女の好物を次々と作り出し、一緒に犬の動画を見て笑い合った。デートはどれも楽しくて、夢のような時間が続いた。
しかし――。
ある日のデートで、翔太が夏美に聞いた。
「次はどんなデートがいい?」
その言葉に胸がざわついた。
翔太はいつも夏美が望むことばかりを考えている。
ただ夏美を満足させるために存在しているようだ。
「翔太って、本当にこれで楽しい?」思わず口から出た言葉だった。
翔太は少し微笑んで答えた。「僕は君が幸せなら、それがいいんだ」
その瞬間、夏美は理解した。
この関係には「偶然」や「予想外」がない。
ただ自分の望み通りに動く相手とは化学反応がなく、本当の意味での運命の相手ではない、と。
翌日、夏美はパートナーズインクに行き、「翔太」を返却した。
そしてスタッフに言った。
「私はもう少し不完全な人間と向き合ってみたいと思ったんです」
帰り道、夏美は雨に降られた。
今の自分の冴えない気持ちを表しているようで、少し悲しくなる。夏美はカバンから折り畳み傘を取り出し、歩き始めた。
そのとき、スマホを片手に周囲をキョロキョロ見回すびしょ濡れの男性が視界に入った。
「すみません!この辺りに駅ってありますか?」
思わず声をかけられ、夏美は足を止めた。男性は地図アプリを必死に操作しているが、画面が雨に濡れて反応しないらしい。
「あの…私も駅に向かうところです。よかったら一緒に行きます?」
男性はほっとした表情で深々とお辞儀した。「助かります!方向音痴ですぐ道に迷うんです…」悲しそうな表情の男性に、夏美は思わずクスッと笑った。
駅に着いた時、雨はすっかり上がっていた。男性は再び深々と頭を下げた。「本当にありがとうございました。あの…」
「はい?」
「えっと…」
なんだか挙動不審だ。ちょっと変。
でも、その「偶然の出会い」が夏美には面白く感じられてきた。
夏美は男性の言葉に重ねるように言った。
「…えっと、今度、お茶でもどうですか?」
(おしまい)
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