通勤電車の中で幸福度を上げるには

#30
滝口(Grand Flow) 2025.05.04
誰でも

こんにちは、滝口夫婦です。

※このメールマガジンは現在ゆるく試運転中です
※改行位置・内容・文章量などいろいろテストしてます

***

昨日、

見知らぬ人と話すとき、心理的な圧迫を感じないためには、

お互いの話をするのではなく、別の対象の話をする

のがいい、と書きました。

もうひとつ、社会実験(※)のご紹介です。

通勤電車の乗客を3つのグループに分け、それぞれ指示を出しました。

「隣の見知らぬ人と会話をしてください」

「一人で自分の好きなことのことを考えてください」

「普段通りに過ごしてください」

そのあとで、幸福度・生産的な時間だったかどうか、などをヒアリングしました。

その結果、

「隣の見知らぬ人と会話した」グループがもっとも幸福度が高く、

また、生産性も「一人で考え事をしていた」グループと同じに感じていました。

この結果、どう思います?

「知らない人と話したから、高揚して幸福度が上がったのかな」

「でも、見知らぬ人と話すなんてむずかしそう」

そんなことを思われるんじゃないでしょうか。

実は、この実験では、事前にもう1つ質問をしていました。

それは、

「見知らぬ人と話すグループは、どう感じると思いますか?」

というもの。

どのグループの参加者も「見知らぬ人と話す」ことが「一人で考え事をする」グループよりも不快だと予想していました。

でも、実際には逆で、見知らぬ人と会話した方が通勤体験がよりポジティブになりました。

実験参加者の多くは、他人と話すことで自分や相手が不快になる、

または相手が話したがらないと誤解していたが、実際には会話を楽しむ傾向が強かった。

というものでした。

この実験のタイトルは

「Mistakenly Seeking Solitude(間違って孤独を選ぶ)」

というもの。

多くの人は、知らない人と話すと、素っ気ない対応をされると思っており、

一人でいることを選びます。

けれど、実際には、知らない人と会話した方が幸福度が上がる。

社会的交流は幸福感を高めるにもかかわらず、

人々はその効果を過小評価しがちであり、結果として孤独を選んでしまう。

なんだか示唆深い実験だと思います。

Grand Flow !
大いなる流れを大切に!

(※)
Mistakenly Seeking Solitude
Nicholas Epley & Juliana Schroeder
Journal of Experimental Psychology: General, 2014

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