婚活では「損」が気になる

#209
滝口 2026.03.13
誰でも

こんにちは、滝口夫婦です。

先日、小学五年生の息子が「人って得することより

損することの方をすごく気にするよね」と言っていました。

家族で夕食をとっていたときのことです。

訊くと「トイレのマンガに描いてあった」とのこと。

我が家のトイレには「行動経済学まんがヘンテコノミクス」という本が置いてあります。

なぜ、人はついついこんな行動をとってしまうのか、

をわかりやすくマンガで説明しているものです。

あらためて読んでみると、こんなことが描いてありました。

Q.あなたはどっちを選びますか?

1)10万円確実にもらえる

2)1/2で20万円もらえる、1/2で何ももらえない

あなただったらどうですか?

多くの方は(1)の10万円確実にもらえる方を選ぶんじゃないでしょうか。

では、10万円をゲットした後、今度は次のような場面になったらどうでしょう?

Q.あなただったらどちらを選びますか?

1)5万円確実に支払う

2)1/2で10万円支払う、1/2で何も支払わなくていい

どうでしょうか?

(1)の方もいますが、(2)の方もけっこういるのではないでしょうか?

(1)だったらもらった10万円から5万円支払えば確実に5万円手元に残ります。

けれど、マンガの中では、多くの人は損をしたくないため、一か八か、(2)を選ぶ人が多い、とありました。

こういう人の傾向は「損失回避性」と言うそうです。

人はよろこびよりも痛みを2倍強く感じるそうです。

面白いなぁ…と思ってネットでいろいろと調べていたら、

ある経済学者の人が自分の婚活の話でこの「損失回避性」を説明していました。

「いまの友人たちがいつまでもいっしょにいてくれるわけではない、

と将来の寂しさを覚えて婚活を始めたんですが…

どうにもピンとくる人がいない。

悪い人ではないけれどちょっと価値観が違いそう、とか、

素敵な人なんだけど気が強そうだし…とか、

とってもいいんだけど年収が低いから寄りかかられてもなぁ…とか」

その経済学者である方は、自身の心の動きを分析し、ハッと気づいたそうです。

「自分は無意識のうちに、結婚によって『失うもの』ばかりを過大評価していた」と。

これ、婚活の現場でも本当に、本当によくあることなんです。

「いい人なんだけど、自分の趣味の時間が減るかもしれない」

「一緒に住んだら、今のお金の自由がなくなるかもしれない」

「もし価値観が合わなくて、気を遣う生活になったらどうしよう」

結婚することで得られる「安心感」や「日々のよろこび」よりも、

今の気楽な生活や自由を「失うリスク」の方を、無意識に2倍の重さで

見積もってしまっているんですね。

「損をしたくない」「失敗したくない」という思いが強すぎると、

相手の良いところ(得るもの)よりも、少しでもリスクに

なりそうなところ(失うもの)を数える「減点方式」になってしまいます。

その結果、「なんだかピンとこない」「決め手にかける」というループに入り込んでしまう方がたくさんいらっしゃいます。

でも、結婚って本来「損得勘定」では測れない、もっとあたたかくて深いもののはずです…。

と言うと、綺麗事すぎますよね。

実際は結婚した後、どんな夫婦になるかはわかりません。

うまくいくかもしれないし、いかないかもしれない。

ただ、婚活においてこの「損失回避性」が強く働きやすい、

ということは知っておいていいと思います。

あなたが今、無意識に「失うこと」を恐れているものは何ですか?

今日も、あなたが「大いなる流れ(Grand Flow)」に乗れますように!

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