優しい嘘のつき方

#217
滝口 2026.05.08
誰でも

こんにちは、滝口夫婦です。

30年以上前の小さい頃、NHKで「大草原の小さな家」というテレビドラマが放送されていて、よく家族で観ていました。

アメリカの西部開拓期に幌馬車で移動しながら暮らす、両親と三姉妹の家族の物語でした。

ある回で、母親が4人目の子どもをみごもっていることがわかります。

父親は大喜び。

街の人に言いふらし、「今度は男の子かな?それともまた女の子かな?どっちでもいいな!」とテンションが上がりまくり。

そんな妊娠初期でいろんな人に言いふらさなくても…とも思いますが、なにせ1970年代につくられたドラマの再放送なので、今とは価値観が違うのかもしれません。

とにかく家族で4人目の子どもを楽しみにしているシーンが描かれます。

しかし、残念ながら、お母さんは流産してしまいます。

夫に言おうとしますが、あまりに楽しみにしているあまり、なかなか言い出せず。

でも、言わないわけにもいきません。

意を決して流産したことを伝え「あなた、ごめんなさい」と言います。

すると、父親はこう言います。

「ぼくこそ、ごめん」

そう言った後、言葉を続けます。

「ごめん、キミの手前、すごく喜んでいたふりをしていたけれど…

 実は4人目の子どもが生まれてくることがとても負担だった。

 我が家は貧乏だから、お金のことが心配で…

 だから、子どもなんて生まれてこなければいいのに、そんな風に思ったこともあった。

 だから…ごめん」

すると、それまで黙って一緒にドラマを観ていた母親が、急にこちらを向いて

「これが、優しい嘘よ」

と言いました。

感動して言いたくなったのか、ちょっとドヤっていたような気もします。

が、まだやりとげてない宿題のように、ときどきそのことを思い返しては、(自分は優しい嘘をつく人になっているだろうか)と考えるのです。

今日も、あなたが「大いなる流れ(Grand Flow)」に乗れますように!

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