古舘伊知郎さんが言っていた披露宴スピーチの王道パターン
こんにちは、滝口夫婦です。
15年ほど前、フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんが
結婚式におけるスピーチをどう組み立てるか、
という話をテレビでしていました。
多くの人は、上手に言おうとする。
新郎新婦の人となりをユーモア交えてうまく伝えたい、
最後にはグッとくるようなことで締めたい、
そんなことを考える人が多い。
披露宴において、みんなの共通の興味関心は新郎新婦の
ことしかないのだから、そこにいきなりいきたくなるきもちはわかりますよね。
ただ、そうすると、挙げ句の果てには、上手に言おうとするがあまり、
緊張してなんだかよくわからないスピーチになったりする。
「でも、順番が逆なんです」と古舘さんは言ってました。
新郎新婦の話から始めるのではなく、
今ここに立っている自分の話から始める。
「ただいまご紹介にあずかりました、
新郎の友人の●●です。大学時代からの友人です。
実は…
こういう場には慣れてなくて、緊張してます。」
そんな風に自分の話から出発する。
「新郎の●●くんと出会ったのは●●でした。
当時の彼は●●に夢中で、不思議なやつだな、と最初に思ったことを覚えています。」
自分の視点から見た新郎新婦の話を順を追って説明していくことで、
・新郎新婦は自分の来し方を振り返られる
・両親から見ると、少し前の自分の子どもの姿が目に浮かぶ
・参列者にとって、時系列で説明された方が素直に物語が入ってくる
とそれぞれにいいことがあります。
そして、古舘さんは最後の締めはこのパターンがいい、と言っていました。
「(前略)
自分から見た、新郎の人となりを少しでも伝えたくて、
この説明をしたのですが…緊張でたどたどしくてすみません。
(間をおく)
でも、きっとふたりの出会いも、最初はたどたどしかったんだと思います。
お互い、ちょっと気になるな、また話してみたいな、
デートしたいな、なんて誘おうかな、断られたらどうしよう、
あ、これは好きなきもちを隠せないな、ドキドキする。
そんな風にたどたどしいところから、
少しずつ思いを重ねて、お互いを信頼して、
今日この日を迎えたんだと思います。
●●さん、●●くん、これからも、そのときのきもちを忘れずに、
仲良く暮らしてください。
結婚おめでとうございます!」
自分の弱さをさらけ出しておいて、新郎新婦にもその弱さはあるんだ、
そこをみんなで応援する、そういう流れにもっていくと
だれもがジーンとくるスピーチになるんだ、とドヤ顔で言ってました。
弱さこそが人の共感を誘い、人とつながるキーワードだ、とも。
過去、このパターンで何度かスピーチをしました(笑)。
今日も、あなたが「大いなる流れ(Grand Flow)」に乗れますように!
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