味わいがいのある話
こんにちは、滝口夫婦です。
滝口・夫の知人に村瀬和絵さんという方がいます。
おっとりと話す柔らかい雰囲気の方です。
その村瀬さんは低迷していた「たまごっち」というブランドを立て直し、
43歳でバンダイの役員になりましたが、49歳で独立、
「じぶんぐるみ」というサービスを立ち上げました。

「じぶんぐるみ」はぬいぐるみの顔や髪型をオーダーし、
世界にひとつだけのぬいぐるみをつくれるサービスです。
お子さんのぬいぐるみをつくってあげて遊びながら自分自身を大切にできる感覚を育てたり、
結婚式で新郎新婦のぬいぐるみをお互いの両親にプレゼントしたり、
亡くなった方のぬいぐるみをつくって存在を感じながら暮らしたり。
さまざまな可能性を秘めたサービスです。
年配の方で、旅先で自分が写真に写るのはイヤだけど、
自分のぬいぐるみがいると楽しくなるからいい、旅に行くことが楽しくなった、
という方もいるそうです。
村瀬さんは、大手のおもちゃメーカーで勤務して、
大量に生産して大量に消費されていくおもちゃを見て、
まったく逆の、世界にひとつだけの、ずっと大切にされる
おもちゃを作りたくて独立したとのこと。
そんな村瀬さんとときどきお会いして、
このサービスをどう広げていったらいいのかの相談に乗ったり、
逆にいろんなことを教えてもらっています。
先日、村瀬さんとお会いしたときに、お酒を飲みながら、素敵だなと思うエピソードを聞きました。
村瀬さんはのんびりした性格で、
大学4年の就職活動の時期もあまり活動していなかったら、
まわりがどんどん内定をもらって焦っていました。
バンダイの子会社として開発を請け負う会社を受けたいと思い、
連絡をしました。
しかし、その会社はその年、企画・開発の人員の採用はしない方針だったらしく、
やんわりと断られました。
ただ、その表現がやんわりとしたものだったため、
村瀬さんは自分が断られたことに気づかず、
履歴書と一緒に思いを込めた手紙を送ったそうです。
「一度、断っても、手書きの手紙まで書いてくる熱意ある人なら、
とりあえず会うだけでも会ってみるか」
とその会社の担当者の方は思ったようで、
面接をし、結果、内定をもらったそうです。
「一度、断ったのに、思いを伝えてくるなんて、
熱意ある人だと思ったから会った」という話をあとで聞き、
村瀬さんはビックリしたとのこと。
この話、味わいがいのある話だなぁと思います。
村瀬さんも担当者の人もいい人だなぁ。
断られたと村瀬さんが気づいたら、手紙と履歴書を送らなかっただろうし、
送ったとしても肩に力が入ったものになってうまくいかなかったかもしれないなぁ。
断られたことに気づかずに手紙を送って「そんなに思いがあるなら」と
会ってくれたにしても、そのあと採用されるのは村瀬さんの実力や魅力だなぁ。
断られたって村瀬さんが気づいていたら、その後のたまごっちの立て直しも
じぶんぐるみというサービスも生まれなかったのかもしれないなぁ。
いろんな角度から味わえます。
そして…
Grand Flowの考えとも通じるなぁとも思います。
こうしたいんだ!という明確なビジョンを描いてどんどんつき進む強さとは別の、
人生がどんな風に動いていくか分からないけれど
その時々で臨機応変に対応していく柔らかさ。
ちなみに村瀬さんは
「90歳くらいまで働きたいから自分のブランドを作りたかったんですよ、ふふふ」
と笑っていました。
「90歳になったら、そのあとは働くかないかもしれないけれど」
とも。
「じぶんぐるみ」は自分のためにつくってもいいけれど、
だれかにプレゼントするのもまたとても喜ばれます。
応援しているサービスなので、よかったら、サイトを見てみてください。
GrandFlow!大いなる流れを大切に!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●結婚相談室GrandFlow https://www.grandflow.jp/
●配信停止はこちら https://grandflow.theletter.jp/ このページの右上の「メニュー>設定>ニュースレターの受信設定>受け取らないに変更」でお願いします!
●コメントください! 下にある「コメントする」ボタンを押すか(一度ログインが必要です)、こちらまでお願いします grandflow.jp@gmail.com
すでに登録済みの方は こちら